子供の撮影って意外と大変ですよね?僕もそうですが、小さい子供がいると走り回ったりして全然撮影させてくれなかったり、不意にするいい笑顔を撮り逃したりします。
今のスマホはかなり高性能になっているため、サッと取り出して綺麗に撮影できますが、僕が持っている10年前の一眼レフの方が良く撮れてることも多いです。ただ、一眼レフは持ち運びが大変だし子供を抱っこしたりすると邪魔になることが多くなりました。
そこで購入したのが「RICOH GR IIIx(GR 3x)」です。コンパクトカメラの中でもサイズは小さく、しかも高画質なので1眼レフの代わりになるぐらいいいカメラだったので紹介したいと思います!
今とても人気で受注が追いつかず、公式サイトでは抽選受付のみになっています。公式サイトの抽選情報をまとめていますので、気になる方はこちらからチェックしてみてください。
- サッと取り出して子供のいい表情を撮影ができるカメラが欲しい
- コンパクトで使いやすいカメラが欲しい
- スマホ感覚で撮影できて綺麗に撮れるカメラが欲しい
RICOH GR IIIxの魅力
今回紹介するのは3年以上前に発売された「RICOH GR IIIx」というカメラです。
発売からかなりの年月が経っているカメラがなぜこんなに人気になっているのか正直よくわからないですが、インフルエンサーが紹介したりで火がついたと言われています。
プロのカメラマンやデザイナーには昔から愛用されているGRですが、デザイン系の学校に通っていたので、学生時代からGRの存在は知っていました。
ただ、当時から高級コンデジのイメージがあり、なかなか手が出せませんでした。1年前にたまたま知り合いが使っているのを知り、気になって購入したところ、すぐに生産が追いつかず購入できない人が増えさらにプレミアがでてますます人気にという流れでしょうか。
僕は運良く購入することができましたが、できるだけ多くの方に届くように今も生産を頑張っていると思いますので、僕も魅力を伝えたいと思います!
ポケットからすぐ取り出せるくらいコンパクト
GRの魅力はなんといってもこのサイズ感!ポケットから取り出せるくらいコンパクトなので、子供を抱っこしながらでも取り出せるし、走り回っている子供を撮りたい時にサッと取り出せます。
手ぶらで散歩するときに便利ですよ♪
起動が早くすぐに撮影できる
起動時間が0.8秒とめっちゃ早いので、電源ボタンを押したらすぐにシャッターが切れます。この機動性の高さがGRの醍醐味といってもいいかもしれません!
スマホでは出せないぐらい綺麗に背景をぼかせる
人物メインで撮った時、背景が綺麗にボケてる写真っていいですよね。
今のスマホでもポートレートモードを使えば背景ボケの写真を撮ることができますが、よく見ると不自然に撮れてたりする場合もあり、せっかく撮るならもう少し綺麗に背景をボケさせたいですね。
実際にGRとiPhone 13 Proの比較写真を撮りました。
GRの方が背景が綺麗にボケているのがわかります。
RICOH GR IIIxの特徴
RICOH GR IIIxのスペック | |
画素数 | 2424万画素 |
イメージセンサー | APS-Cサイズ |
焦点距離 | 26.1mm(35mm判換算で約40mm相当) |
F値 | F2.8〜F16 |
本体サイズ | 109.4×61.9×35.2mm |
本体重量 | 約260g |
電源タイプ | type-C |
焦点距離
GR IIIxの焦点距離はフルサイズ換算で約40mm相当で、人間の視野角に最も近いとされる50mmほどの焦点距離なので、見たままのイメージがそのまま写真に残せるのが特徴です。
人物撮影をよく撮る人に向いています。
センサーサイズも、APS-Cというスマホの10倍以上大きいセンサーを搭載しているため、コンパクトなカメラだけど高画質な写真を撮ることができます。
タッチパネル操作
タッチパネル操作も可能なので、ピントを合わせたい時はスマホ感覚でピントを合わせることができます。撮った写真を拡大するときは2本指でズームできます。
シンプルなボタン構成
明るさやF値を変えたい時に片手で簡単に変更することができます。
RICOH GR IIIxの機能
マクロモード
近いものを撮りたい時に使えるマクロモード。撮りたいものが近すぎるとピントが合ってくれないので、そういった時にこのマクロモードが役に立ちます。
チューリップアイコンを押すだけで近いものにピントが合ってくれるため、お花の写真を撮る時や、物撮り撮影に役立つ機能です。
GR IIIxの場合は0.24mまで近寄って撮影することができるので鮮明な写真が撮れます。
クロップモード
GR IIIxは単焦点カメラのためズーム機能がありません。その代わりに使用するのがこのクロップモードです。「40mm→50mm→71mm」と、切り出したい画像に3段階まで近寄ることができるので、簡易ズームのような役割で使用することができます。
撮影した後にトリミングで切り取ることもできますが、撮影時に自分の見たままの画角で撮影したいと思うことも多いでしょう。そういった場合に役立つ機能です。
ただし、クロップモードで撮影すると解像度が悪くなるため状況に合わせて使うのをおすすめします。
Uモード(ユーザーモード)
Uモードは自分でカスタマイズした設定をU1〜U3に登録し、ダイヤルを回すだけでお気に入り設定に瞬時に変更することができるモードです。
よく使う設定や、特別なシーン用に登録しておけば、いつでも簡単に呼びだせることができるためおすすめです。
子供の写真をよく撮る僕の基本設定
ユーザーモード(U1)設定 | |
露出モード | Av(絞り優先)モード |
ISO感度設定 | オート(オート上限3200)/低速限界値1/60 |
イメージコントロール | ポジフィルム調 |
Fnボタン | クロップモード |
U1に上記の設定をカスタマイズ登録して運用しています。
Fnボタンにクロップモードを入れることで瞬時に画角を変更することができるのでオススメです!
GRIIIxとGRIIIどっちがいいの?
これは好みの問題ですが、使い慣れたiPhoneの画角が好きか、目で見たままを撮影したいのかの2つになります。
- GR IIIx:フルサイズ換算で40mm相当
- GR III:フルサイズ換算で28mm相当
人の視野角は約50mmほどと言われていて、GR IIIxはそれに近い40mm相当で撮影することができます。目で見ているような感覚で撮れるので、子供の撮影のような日常の1コマを切り取るには適しています。
一方GRは、28mm相当でiPhoneのカメラと同じ画角なので馴染みがあります。iPhoneの距離感に慣れていて、綺麗な背景ボケや高画質を求める人は通常のGR IIIがおすすめです。
ぼくは子供の写真をアップで撮りたいのでGR IIIxですね!
気になった点
バッテリーの持ちが悪い
3〜4時間ほど使っているとバッテリーがほとんど無くなってしまいます。
1日撮影や旅行でいっぱい撮影したい場合はバッテリーが足らなくなるので、予備バッテリーを用意しておいた方がいいですね。
旅行中などにバッテリーが切れた場合、車に充電ケーブルを置いておくと充電ができるので便利ですよ!
AFのピントが合いずらい
オートフォーカス(AF)が甘くたまにピントズレを起こします。狙っているところにピントが合ってくれないことも多くタッチでなんとか対応しています。
動き回る子供を撮影するため仕方ないことかもしれませんが、狙った写真を撮りたい時に表情はいいのにピントが合っていない!ってこともありました。
この写真自体はとてもお気に入りで瞬間を捉える写真としては問題ありませんが、狙った写真でうまく撮れない時は残念に感じました。
単焦点のためズームできない
単焦点レンズ特有のデメリットですね。ズーム機能がないため自分から近づかないといけないので、遠くからしか撮影できないような運動会などには不向きに感じました。
クロップモードである程度近づくことはできるものの、1人をアップで撮影するぐらい近づけないのでその点も注意が必要です。
まとめ
発売から3年近く経つGR IIIxですが人気が衰えないほど魅力がたくさん詰まっています。手軽に日常生活の1コマを鮮明に映し出してくれるカメラなので本当におすすめです!AF性能の問題など多少不安点も述べましたが、それも含めてGRの良さだと思っています。
HDF搭載の「GR III HDF / GR IIIx HDF」が発売されてまだ半年ほど。後継機はまだ先になると思うのでまだまだ現役で使っていきたいと思います!